2007年7月31日火曜日

真夏の夜の選挙ショー

日曜日の夜、遅くまで選挙特報番組を見すぎて、月曜日は寝不足。日本中で眠い目をこすって我慢していた人、多かったんだろうなあ。昔から台風と選挙は近づくと血が騒ぐ。テレビの前で釘付けになってしまいます。この二つが共通している点は、「はらはらどきどき、終わるまでどうなるか分からない」というドキメンタリイ性にあると思う。やらせなしのガチンコ勝負を見てるような興奮。ここで最近、アメリカで大人気のTVプログラムのことを思い出す。驚異的な視聴率を記録するリアリティ番組「アメリカン・アイドル」だ。毎年、全米中から20万人の応募者の中からたった一人の優勝者を選ぶオーディション番組で、2002年から毎年優勝者がデビューしビッグ・ヒットをとばしているらしい。日本人からみれば、なんだ「スター誕生!」か「ASAYAN」のパクリじゃん!と思うのだが、何年も視聴率トップを記録し続けている。番組の魅力は、応募者の歌のうまさももちろんだが、審査員との熾烈なバトルや自分が応援する候補者への思い入れ、視聴者が電話で投票できる番組との一体感、最終的に優勝するとデビューできる絵に描いたようなアメリカン・ドリーム、が挙げられる。長年、ハリウッドの作り込まれたエンタテインメントに飽き飽きしていた視聴者の心を捉えた番組だ。では、日本ではどうか?提案できるのは、台風と選挙なんですが、いかが!?

2007年7月30日月曜日

ハリー・ポッターの青春


最近、公開された映画「ハリー・ポッター不死鳥の騎士団」を見てきた。シリーズ第5作目になるこの作品。原作は分厚い単行本2巻の長編だけど、映画は2時間ちょっとにまとめあげてなかなかテンポがよく、最後までぐいぐい引き付けられた。シリーズの中でもなかなかの出来。しかし、見ていて気になったことが…。登場するハリーたちホグワーツの仲間が1作目から比べるとそれぞれが大人になっている。ストーリー上では15歳だから、日本だったら中学3年か高校1年くらいの年齢。ちょうど体も精神も子供から大人へ変化していく時期だ。あの頃の少年少女独特の匂いや表情、戸惑いや怒り、自分でも消化できない気持ちの高ぶりを思い出した。本筋のストーリー展開とはまったく関係ない、ハリーや仲間たちのそういうちょっとした変化やしぐさが何だかまぶしくすら感じられた。これは、若さへの嫉妬?いや、自分自身の痛い思い出への悔恨か?いろんな意味で、青春です。

2007年7月27日金曜日

天下分け目の週末


地元の新聞に民主党推薦候補がやや優勢、という記事が掲載された。選挙まであと2日、というこのタイミングでの報道は自民党現職候補とどちらにプラスに作用するのか?圧倒的な組織力と某宗教団体の後ろ盾で、当初は大差で自民候補の勝利が予想されていた保守大国。風が吹いてきたようだ。

もともと、与党側の投票率を上げないための策略で1週間伸びた投票日。いつもなら7月最後の週末で家族やカップルたちは絶好の行楽日。それぞれプールやドライブに出かけ夏を満喫する時期だ。

無党派層を頼りにする新人候補としては、ここで楽観ムードが出るとたちまち投票率に跳ね返ってくる。自民党側はいやでも組織を末端までフル回転させて、ぎりぎりまで締め付けるだろう。でも、考えなくてはいけない。今の日本は、政権与党が公然と「投票率が下がったほうがいい!」と言い切る程度の3流国家なのだ。怒りを感じない国民のほうがどうかしている。ましてや某自民党候補は自らがマスコミに所属し選挙報道にたずさわっていながら3年も4年も選挙に行っていなかったのだ。この程度の民主主義国家に少しでも疑問を感じたら、いつまでも既得権の温存しか望んでいない老人たちに怒りを感じていたら、今週の日曜日にはみんなで投票所に足を運びましょう。国民に残された最後のチャンスかもしれないのです。

2007年7月26日木曜日

夏休み


いつ頃からだろう?夏が来るのがそんなに楽しみじゃなくなってしまったのは…。
子供の頃は、梅雨明けを待ち切れずに夏休みまでのカウントダウンを毎日繰り返していたもんだ。
子供たちにとって夏休みとは非日常のロングバージョンで、それこそ普段の暮らしの3倍以上の濃縮度だった。旅行、海水浴、キャンプ、西瓜割り、虫取り、花火、肝だめし、お化け屋敷、カキ氷、台風、
夏休みだけは、外が暗くなっても外出が許される自由な期間だった。
大人になるっていうことは、夏休みがなくなる。ということだった。子供だけが許される万国共通のネバーランドだったんだ。
中高年にとって7月、8月はただ暑いだけの暮らしにくい、早く過ぎて欲しい、憎たらしい時期になってしまった。ちょっと悲しい…。

2007年7月25日水曜日


2007年の梅雨明け宣言

真夏の日本。いよいよ日曜日には参議院選挙。全国的に盛り上がっているようだが、自民党の幹部連中の最近の言動は本当に頭にくる。塩崎さんがさっそく首相の選挙後の続投を明言しているが、もはや戦う前から敗北を認めているようなコメント。いったい誰がこの国の政治に対して責任を取るつもりなのか?4日後の結果が楽しみだ。安倍さんのあのうつろなテレビ目線がまた見られるか!

同じ世代のオヤジだけに、眠れない夜が続いているんだろうと同情します。もうすぐぐっすり眠れますよ。きっと