2007年8月3日金曜日

台風上陸に思うこと


今年になって2回目の台風上陸。北海道では地震と津波。アメリカではミシシッピイ河の橋の崩落。いやなことが重なって、どうなってるの地球。

気を取り直して、台風についての私の思い出を書いてみる。生れが四国の高知県で、足摺岬のそばの町だったのでテレビで台風が来るたびにニュースに取り上げられるほどの台風銀座だった。夏休みに入って退屈な毎日の中で台風接近のニュースは、かなり刺激的な出来事だった。なぜか高知の人たちは台風が来ると川の水がどのくらい増えてるか、波の大きさはどのくらいか、港の船の様子はどうか、自分にはまったく関係ないのに、のこのこ見に行ってしまう。事故にでもあったら大変なのに、野次馬根性まるだしで集まってしまう。ある年、友人の家の車でのこのこ近くの海まで状況視察に出かけて行った。ものすごい雨、風の中なんの使命感もない阿保な若者たちは必死で海に向かった。突然の突風で友人の軽ワゴンが一瞬ふわっと宙に浮いた。そして、みごとに屋根と床が逆転していた。大雨の中、3人がかりで泣きながら、びしょ濡れで車を押した。悪戦苦闘の末、やっとひっくり返し結局、海にもたどり着けずそのまま逃げ帰った。

台風が来たら、海や川に近づいたらだめです。あたりまえか!

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