2007年9月6日木曜日

ドラマにおける白目についての考察

何故か今頃になって家人がドラマ「のだめカンタービレ」のDVDを借りてきて見はじめた。つい、つられて見てしまった。なるほど、よくできている。これだけテンポもよく、脚本も演者も高レベルなら大ヒットするはずだ。
そこでひとつ気がついた。のだめも千秋もよく白目になる。衝撃を受けた時、激しい突込みを受ける際、果てしなく落ち込んで行く時、さまざまなシチュエーションで白目のアップが多用される。この手法は、漫画の世界では常套な定番で「スラムダンク」や「ちびまる子ちゃん」でもよくみられる。都合が悪いときや、恥ずかしいとき、大体が感情の起伏の激しい現象を象徴的に表現する方法だ。実際に普通の生活の中で人間が急に白目になったら、ほとんどの場合は、至急救急車を呼んだほうがいいんだけど。普段あるはずの黒目が急に無くなることで不安や異常を表そうとするこの手法を、大胆にドラマに取り入れたのは、演出家の勇気ある挑戦だ。テレビ・ドラマだからこそ成功したといえる。

この夏、一番笑えたコメントをひとつ。最高に暑い炎天下の某ロック・フェスにてマキシマム・ザ・ホルモンのヴォーカル、ダイスケはんのMC「みんな最後まで助け合って盛り上がろう!となりの人が白目になっていたら、すかさずマジックで黒目を書いてあげよう!」 笑ロタ。

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