2007年9月21日金曜日

ヴォーカリスト、德永英明の魅力

德永英明のニュー・アルバム「VOCALIST3」が今、話題になっている。8月に発売されてから売れ続け、既に40万枚以上売れているらしい。女性アーティストの有名な楽曲をカバーした、いわゆる企画アルバムでまさに画期的な数字を記録している。一昨年にリリースされた「VOCALIST」、去年発表した「VOCALIST2」も再び売れ始め、3枚あわせて100万枚を突破したらしい。

この企画、当初は本人も全曲カバー・アルバム、ということで二の足を踏んだらしいのだがアメリカで数年前から大ヒットしている、ロッド・スチュワートのアメリカのスタンダードナンバーをカヴァーする「ザ・グレイト・アメリカン・ソング・ブック」シリーズをお手本にした日本のオリジナル・カバー企画を作ろう、という説得で決心したらしい。それが3作目にして大ブレイクした訳だ。


1枚目から続けて取り上げられているアーティストは、ユーミン・ドリカム・中島みゆき・竹内まりや・髙橋真梨子、というJ-POP定番のアーティスト、異色の選択は一青窈・中島美嘉・ELT、等々。とにかく選曲が素晴らしい。70年代から最近のヒット曲まで、さまざまなタイプのバラードを独特なハイ・トーンでハスキーな歌声で歌いこなしている。3枚まとめて聞いていると時間の経つのを忘れ、軽いトランス状態に引き込まれてしまう。

不思議な魅力満載のこのアルバムたち。秋の夜、ひとりでしみじみと至極のバラードを楽しもう。

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